BAR覚醒3 〜ポケカプレーヤーはBARにいる〜
2013年5月31日 ポケモンカード コメント (8)コツ、コツ、コツ...コツ。
(ギーッ)チリン。
「おう、来たか」
「よお、マスター、来たぜ」
「いつものでいいか?」
「ああ、それでいい。ライムをキツく絞ってくれ」
「はいよ。ズブロッカ、ソルロック」
「ん?なんだって?」
「い、いや、気にするな。少々日が空いたな。どうした?」
「まあ、色々とな。ジジイと違って何かと忙しいんだよ」
「余計なお世話じゃ。悲しいかな、否定できん所がまた悔しいな、全く」
「フフ、そうだろ。ところで、あっちの調子はどうだ?」
「馬鹿にしおって。耄碌なんかしとらんぞ。まだまだ現役じゃ」
「何の話だよ。エロジジイが。ジムチャレだよ、ジムチャレ。今日も行ったんだろ?」
「な、なんじゃ、ジムチャレかい。そうならそうと、もっとはっきり言わんか。お、お前さんはどうだったんじゃ?」
「今日は2勝1敗だ。ダメだな。初優勝は遠いぜ。そっちは?」
「ふふふん〜」
「なんだよ。ヤケに機嫌良さそうじゃねえか。気持ち悪いな」
「聞いて驚くなよ」
「ああん?何勿体ぶってんだ、早く話せよ」
「実はな、勝ったんじゃ」
「なんだ、優勝したのか?まさか先を越されるとはな。やるじゃねえか」
「違う、違う。優勝なんてとんでもないわい。勝ったんじゃよ、初めて。ジムチャレで勝ったんじゃ」
「はあ⁈まだ一度も勝ったことなかったのかよ。デッキ作ってやったじゃねえか。プレイングも教えてやったろ⁈」
「うるさいわいっ。今までは色々とツイてなかったんじゃ。兎に角初勝利出来たんだから良かろう。余りに嬉しくてついホールケーキ買ってしまったぞ。やはり独りでアレはキツイな。二度と食えんよ...、ん?おっ、これぞまさしくニドクエン...、くくく」
「またしょうもねえこと言ってるな。まあ、良かったじゃねえか。どうやって勝ったんだ?」
「ワンコロじゃよ、ワ、ン、コ、ロ。あれはなかなか気分がイイな。あっさり終わっちまって、ちょっと食べ足りない気がせんでもないが...、ん?おっ、これぞまさしくクイタラン...、くくく」
「おいおい、そりゃワンコロじゃなくてワンキルだろ。まるで犬っころみてえじゃねえか」
(ゴフッ)「あ、ああ、そ、そのワンキルじゃよ、ワンキル。まあ、2回戦で負けちまったんだが」
「まあな、1ターン目にコロッと気絶させちまうんだから強ち間違いでもないような気もするが...。で?どんな風にワンキルしたんだ?」
「いやあ、物凄くぶん回ってしまってな。ジャンケン勝って先攻取れたのも強かった。相手が初手ギラティナPs単騎でな。こっちが初手ミュウツーEX。手札から二個玉とバッジ付けてアララギしたらマシーンが2枚来たもんで、プラズマエネ2枚をそのままミュウツーに付けてエックスボール160点、ごっつぁんじゃよ。見事じゃろ?」
「・・・」
「ん?なんじゃ?凄いじゃろ?なかなかないぞ、こういう回り方は」
「・・・マスター、それワンキルしてねえぜ」
「は?何でじゃ?超タイプにエックスボール撃てば、弱点で2倍計算じゃろうが」
「はぁー。相変わらずカードをよく見てねえな。アレは確かに超だが残念ながら超弱点じゃない。悪弱点だ。倍になんねえんだよ」
「なっ、なにー⁈」
「全くその相手も相手だな。どんなヤツだったんだ?」
「若いあんちゃんだったけどな、始めたばかりと言っとったわい...。悪いことしてしまったな」
「まあしょうがねえな。相手も認めちまったんだし。これからは十分気を付けるこった」
「ああ、そうじゃな。今度会ったらきちんとお詫びする」
「他にも超タイプの悪弱点は居るからな。デスカーン、ヨノワール、のろかげシャンデラとかな。同じ間違いするなよ」
「くーっ、結局真の初勝利はお預けかあ。悔しいのぉ。一方で、そんなんで浮かれてた自分が恥ずかしいわい」
「ワンコロでホールケーキまで買っちまったのにな」(笑)
「つまらんことばっかり覚えとるな...。しかし、やはりスッキリせんわい。どうじゃ、一戦やらんか?」
「やらいでか。オレのミュウツーに1Killされんじゃねえぜ(ニヤリ)」
リムジンバスの中で暇だったもので、つい...
すみません、ちょっと加筆しました。
(ギーッ)チリン。
「おう、来たか」
「よお、マスター、来たぜ」
「いつものでいいか?」
「ああ、それでいい。ライムをキツく絞ってくれ」
「はいよ。ズブロッカ、ソルロック」
「ん?なんだって?」
「い、いや、気にするな。少々日が空いたな。どうした?」
「まあ、色々とな。ジジイと違って何かと忙しいんだよ」
「余計なお世話じゃ。悲しいかな、否定できん所がまた悔しいな、全く」
「フフ、そうだろ。ところで、あっちの調子はどうだ?」
「馬鹿にしおって。耄碌なんかしとらんぞ。まだまだ現役じゃ」
「何の話だよ。エロジジイが。ジムチャレだよ、ジムチャレ。今日も行ったんだろ?」
「な、なんじゃ、ジムチャレかい。そうならそうと、もっとはっきり言わんか。お、お前さんはどうだったんじゃ?」
「今日は2勝1敗だ。ダメだな。初優勝は遠いぜ。そっちは?」
「ふふふん〜」
「なんだよ。ヤケに機嫌良さそうじゃねえか。気持ち悪いな」
「聞いて驚くなよ」
「ああん?何勿体ぶってんだ、早く話せよ」
「実はな、勝ったんじゃ」
「なんだ、優勝したのか?まさか先を越されるとはな。やるじゃねえか」
「違う、違う。優勝なんてとんでもないわい。勝ったんじゃよ、初めて。ジムチャレで勝ったんじゃ」
「はあ⁈まだ一度も勝ったことなかったのかよ。デッキ作ってやったじゃねえか。プレイングも教えてやったろ⁈」
「うるさいわいっ。今までは色々とツイてなかったんじゃ。兎に角初勝利出来たんだから良かろう。余りに嬉しくてついホールケーキ買ってしまったぞ。やはり独りでアレはキツイな。二度と食えんよ...、ん?おっ、これぞまさしくニドクエン...、くくく」
「またしょうもねえこと言ってるな。まあ、良かったじゃねえか。どうやって勝ったんだ?」
「ワンコロじゃよ、ワ、ン、コ、ロ。あれはなかなか気分がイイな。あっさり終わっちまって、ちょっと食べ足りない気がせんでもないが...、ん?おっ、これぞまさしくクイタラン...、くくく」
「おいおい、そりゃワンコロじゃなくてワンキルだろ。まるで犬っころみてえじゃねえか」
(ゴフッ)「あ、ああ、そ、そのワンキルじゃよ、ワンキル。まあ、2回戦で負けちまったんだが」
「まあな、1ターン目にコロッと気絶させちまうんだから強ち間違いでもないような気もするが...。で?どんな風にワンキルしたんだ?」
「いやあ、物凄くぶん回ってしまってな。ジャンケン勝って先攻取れたのも強かった。相手が初手ギラティナPs単騎でな。こっちが初手ミュウツーEX。手札から二個玉とバッジ付けてアララギしたらマシーンが2枚来たもんで、プラズマエネ2枚をそのままミュウツーに付けてエックスボール160点、ごっつぁんじゃよ。見事じゃろ?」
「・・・」
「ん?なんじゃ?凄いじゃろ?なかなかないぞ、こういう回り方は」
「・・・マスター、それワンキルしてねえぜ」
「は?何でじゃ?超タイプにエックスボール撃てば、弱点で2倍計算じゃろうが」
「はぁー。相変わらずカードをよく見てねえな。アレは確かに超だが残念ながら超弱点じゃない。悪弱点だ。倍になんねえんだよ」
「なっ、なにー⁈」
「全くその相手も相手だな。どんなヤツだったんだ?」
「若いあんちゃんだったけどな、始めたばかりと言っとったわい...。悪いことしてしまったな」
「まあしょうがねえな。相手も認めちまったんだし。これからは十分気を付けるこった」
「ああ、そうじゃな。今度会ったらきちんとお詫びする」
「他にも超タイプの悪弱点は居るからな。デスカーン、ヨノワール、のろかげシャンデラとかな。同じ間違いするなよ」
「くーっ、結局真の初勝利はお預けかあ。悔しいのぉ。一方で、そんなんで浮かれてた自分が恥ずかしいわい」
「ワンコロでホールケーキまで買っちまったのにな」(笑)
「つまらんことばっかり覚えとるな...。しかし、やはりスッキリせんわい。どうじゃ、一戦やらんか?」
「やらいでか。オレのミュウツーに1Killされんじゃねえぜ(ニヤリ)」
リムジンバスの中で暇だったもので、つい...
すみません、ちょっと加筆しました。
コメント
「ワ、ン、コ、ロ。」響きがいいですねぇ~(笑)
ありがとうございます!
ワンコロ、自分でも言ってしまいそう(笑)
コメントありがとうございます!
ワンキルより優しい感じがするので、子供達に推奨しようかな〜とか(笑)
ワンターンでコロリと気絶、略してワンコロ。
素敵かもw
確かに、アニメで目がぐるぐるってなってやられた〜みたいな感じで気絶する姿を思い出すと、ワンコロの方が相応しいかもですね!
相手の方にも、「すみません、エックスボールでワンコロです」って会話できたら、あちゃー、ワンコロじゃあしょうがないなあ、と思ってもらえそうな(笑)